外呼吸・細胞呼吸(内呼吸)・燃焼の違いをわかりやすく説明!

外呼吸・細胞呼吸・燃焼のはっきりとした違いはわかりますか?

わかりやすく説明していきますね♪

🔶外呼吸・細胞呼吸・燃焼の違い

外呼吸





外呼吸と細胞呼吸


外呼吸と細胞呼吸

外呼吸


外呼吸(がいこきゅう)とは、私たちが普通にするです。

目の前にある空気から酸素を肺に取り入れて、二酸化炭素を出しています。


細胞呼吸


細胞呼吸とは、外呼吸から取り入れた酸素と一緒に有機物を細胞の中に入れて二酸化炭素と水と生成することです。

ヒトをはじめとする多くの生物のエネルギー源になる主要な有機物は、グルコース(ブドウ糖)です。

有機物は、分解されたときにエネルギーを放出します。このエネルギーの多くはATPの合成に使われています。

細胞呼吸は内呼吸とも呼ばれています。



細胞呼吸と燃焼


細胞呼吸の反応って、実は物が燃える時の反応(燃焼)とそっくりなんです。

物質が燃える時、有機物酸素が反応しています。その時、二酸化炭素が生成され、エネルギーが放出されます。

一般的に「燃やせるもの」と言えば、紙や油、木などが思いつきますが、グルコースも燃やせます。

なので、細胞呼吸が行われる時と同じ材料を使って同じものを生み出すことができます。


二つの違い


細胞呼吸と燃焼の決定的な違いは、酵素です。

細胞呼吸では細胞内にある酵素が使われるので、光や熱を出さずにエネルギーを生み出すことができます。

細胞呼吸と燃焼
少し専門的な言葉で説明すると、燃焼には元々燃えている火のような強い活性化エネルギーが必要です。

一方で細胞呼吸では酵素が使われるので、弱い活性化エネルギーで物質を反応させることができます。

同じ材料を使った、ほとんど同じ反応なのに、激しい熱と光を出さなくてもいいのは、酵素のおかげなのです。


まとめ


・外呼吸は酸素を肺に入れて肺から二酸化炭素を出している、いわゆる息のこと。

・細胞呼吸は酸素と有機物を取り入れて二酸化炭素と水を産生している。その時にエネルギーを放出している。このエネルギーは主にATPの合成に使われる。

・燃焼では酵素を使わずに有機物と酸素を反応させなければならないので、強いエネルギーが必要になる。そして反応したときには激しい熱と光が出る。



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