【シンプルすぎ】ゲノムとは?GIF動画でわかりやすく説明!相同染色体についても!(生物基礎)

教科書や先生の説明って、なんだか難しいんですよね。

ということで今回は「ゲノム」について、わかりやすく解説していきます!

🔶ゲノム





ゲノムとは?

混乱する説明の仕方


ゲノムの説明では、「DNAの中の遺伝情報」と言われることがあります。

ですが、DNAの遺伝情報のすべてが「ゲノム」と言うわけではありません。

その説明の仕方だと、「ゲノムと遺伝子は同じ」ということになってしまいますよね。それは間違いです。


本当のゲノム


ゲノムは、「片方のDNAを全部合わせたもの」なんです。(真核生物の場合※詳しくは後述します)

ゲノムアニメ

DNAには、確かに遺伝情報が含まれています。

しかし、DNAは、遺伝情報が含まれている部分と、含まれていない部分があるのです。(詳しくは後述します)



"片方の"とは?

教科書で、このような感じの図をみたことはありますか?

教科書の染色体 1

これは「染色体」です。

染色体とは、簡単に言えば「DNAが見えるようなった状態」のことです。

同じ形・大きさの染色体が多数並んでいますが、これらのペアの片方ずつをまとめたものを「ゲノム」としています。


なぜ片方?

隣り合っている染色体は、ほぼ同じ形・大きさですが、「全く同じもの」というわけではありません

なぜかというと、片方は母親からもらった染色体、もう片方は父親からもらった染色体だからです。

母親由来のゲノム父親由来のゲノム

つまり、ヒトは2組のゲノムを持っていることになります。

DNAと染色体の違いは?

DNAは、普段は顕微鏡でも見えないほど細く長くなっているのですが、細胞分裂をする時だけ凝縮して見える形になります。それが染色体です。

DNAと染色体の違い

※ただし、DNAは染色体になる時にタンパク質に巻き付いて形を形成するので、DNA=染色体というわけではありません。


ゲノムと遺伝子の違いは?


ゲノム(遺伝子情報を持つ部分は1.5%)

遺伝子とは字のごとく、自分の子(分身)に伝え遺す(のこす)情報のことです。

DNAにはたくさんの情報が書かれていますが、すべが遺伝子というわけではありません。

ヒトの場合ですと、DNAに含まれる遺伝子は、全体の1.5%程しかないと言われています。

これに対し、ゲノムは、遺伝子が記録されていない部分も含めています。


DNA、染色体、遺伝子、ゲノムの違いがわかりましたね!



原核生物の場合

核をもたず、自分を分裂させて増殖する細菌などの「原核生物」は、父も母もありません。

こういった原核生物のゲノムは1つしかありません。

DNAを1つしか持っていないからです。

原核生物のDNA


原核生物は、DNAのすべてに遺伝子が記録されています。



「相同染色体」とは?


相同染色体

このペアような、ほぼ同じ形・大きさの染色体同士のことを相同染色体(そうどうせんしょくたい)といいます。



ゲノムサイズとは?


1組のゲノムのDNAが持っている塩基対の数のことです。

生物の種類によって大きく違います。

ヒトのゲノムサイズは約30億塩基対です。



まとめ


・ヒトが持っているDNAは、母親由来のものと父親由来の物の2セットある。

・母親由来、父親由来の、それぞれのDNAのセットのことをゲノムという。

・DNAには、遺伝子が記録されていない部分もある。つまり、ゲノムのすべてが遺伝情報というわけではない。


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