【超簡単】ヌクレオチドとは?ヌクレオシドとの違いは?わかりやすく解説!
生物の授業で習う「ヌクレオチド」。
説明できますか?
ここではと~ってもわかりやすく簡単に解説しますね!
リン酸・糖・塩基の3つの物質が結合して構成される単位のことをヌクレオチド(nucleotide)と言います。
中学校の理科で、「酸」と「アルカリ」について勉強しましたよね。
これが高校に入るとステップアップして「酸性」「塩基性」という説明になります。
つまり塩基は、「酸と対になってはたらく物質」ということになります。
※ただし「アルカリ」は水溶液限定の表現なので、水に溶けなければアルカリではなく、ただの「塩基性のある物質」になります。
※ヌクレオチドの構成成分となる塩基は、主にプリン塩基とピリミジン塩基のことを指します。
→【もっと詳しく】酸・アルカリ・塩基の違いをわかりやすく説明!
一般的には、糖はグルコースなどの糖質の総称として知られていますよね。
糖の種類はたくさんあり、それぞれが人の体で色んな役割を担っています。
→【糖の種類を詳しく説明!】
リン酸は、体内の色々な成分にくっついたり離れたりして代謝などに役立つ物質です。
このサイトでは、リン酸を鈴に例えて表現しています。
チリンチリン鳴る鈴をイメージしてくださいね。
例えば、DNAは2本のリボンからなるらせん構造をしています。
このリボンをアップにしてみると、ヌクレオチドたちが連なってできている状態が見えてきます。
ヌクレオチドは、リン酸・糖・塩基の3つでワンセットなので、このセットがズラーっと並んでいます。
多くの生物の核酸では、ヌクレオチドは数百個以上繋がっています。
DNAのヌクレオチドは「リン酸+デオキシリボース(糖)+4種類の塩基(アデニンorグアニンorシトシンorチミン)」が連なってできています。
RNAのヌクレオチドは「リン酸+デオキシリボース(糖)+4種類の塩基(アデニンorグアニンorシトシンorウラシル)」が連なってできています。
「ポリ」とは、「たくさんの」という意味があるので、たくさんヌクレオチドが連なって鎖のようになれば、ポリヌクレオチド鎖です。
上記ではリボンとして説明しましたが、鎖のようでもあるので、核酸のらせん構造も「ポリヌクレオチド鎖」です。
ヌクレオチドのリン酸がない状態をヌクレオシドと言います。
鈴がチリ~ンとなるほうが、ヌクレオチド、鈴がならなくシーンとしているほうがヌクレオシドと覚えるといいですよ♪
リン酸・糖・塩基が結合していたらヌクレオチドなので、このサイトでよく登場する彼らもヌクレオチドそのものだったりヌクレオチドを持っていたりします。
リン酸3つ、糖(リボース)、塩基(アデニン)持っているのでヌクレオチド!
ということで、リン酸2つバージョンのADP、リン酸1つバージョンのAMPも、もちろんヌクレオチドです♪
リン酸3つ、糖(リボース)、塩基(グアニン)持ってます!
「グリコーゲンの合成・分解」や「グルクロン酸回路」で登場するUDP。
同じくヌクレオチド♪
NAD+、FADの本名を覚えていますか⁈
「ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド」「フラビンアデニンジヌクレオチド」でしたね!
これら=(イコール)ヌクレオチド・・・というわけではなく、
ヌクレオチドにニコチンアミドやリボフラビンがくっついてNAD+、FADになっています。
・リン酸、糖・塩基がくっついたらヌクレオチド
・リン酸がないのがヌクレオシド
・DNAやRNAのリボン(鎖)はヌクレオチドが連なってできている
関連記事はコチラ
➜ サイトのもくじ【細胞・遺伝子】
説明できますか?
ここではと~ってもわかりやすく簡単に解説しますね!
🔶ヌクレオチド
ヌクレオチドとは?
リン酸・糖・塩基の3つの物質が結合して構成される単位のことをヌクレオチド(nucleotide)と言います。
塩基とは?
中学校の理科で、「酸」と「アルカリ」について勉強しましたよね。
これが高校に入るとステップアップして「酸性」「塩基性」という説明になります。
つまり塩基は、「酸と対になってはたらく物質」ということになります。
※ただし「アルカリ」は水溶液限定の表現なので、水に溶けなければアルカリではなく、ただの「塩基性のある物質」になります。
※ヌクレオチドの構成成分となる塩基は、主にプリン塩基とピリミジン塩基のことを指します。
→【もっと詳しく】酸・アルカリ・塩基の違いをわかりやすく説明!
糖とは?
一般的には、糖はグルコースなどの糖質の総称として知られていますよね。
糖の種類はたくさんあり、それぞれが人の体で色んな役割を担っています。
→【糖の種類を詳しく説明!】
リン酸とは?
リン酸は、体内の色々な成分にくっついたり離れたりして代謝などに役立つ物質です。
このサイトでは、リン酸を鈴に例えて表現しています。
チリンチリン鳴る鈴をイメージしてくださいね。
ヌクレオチドの役割の例
例えば、DNAは2本のリボンからなるらせん構造をしています。
このリボンをアップにしてみると、ヌクレオチドたちが連なってできている状態が見えてきます。
ヌクレオチドは、リン酸・糖・塩基の3つでワンセットなので、このセットがズラーっと並んでいます。
多くの生物の核酸では、ヌクレオチドは数百個以上繋がっています。
DNAのヌクレオチドは「リン酸+デオキシリボース(糖)+4種類の塩基(アデニンorグアニンorシトシンorチミン)」が連なってできています。
RNAのヌクレオチドは「リン酸+デオキシリボース(糖)+4種類の塩基(アデニンorグアニンorシトシンorウラシル)」が連なってできています。
ポリヌクレオチド鎖とは?
「ポリ」とは、「たくさんの」という意味があるので、たくさんヌクレオチドが連なって鎖のようになれば、ポリヌクレオチド鎖です。
上記ではリボンとして説明しましたが、鎖のようでもあるので、核酸のらせん構造も「ポリヌクレオチド鎖」です。
ヌクレオシドとは?
ヌクレオチドのリン酸がない状態をヌクレオシドと言います。
鈴がチリ~ンとなるほうが、ヌクレオチド、鈴がならなくシーンとしているほうがヌクレオシドと覚えるといいですよ♪
実はアイツもヌクレオチドの仲間⁈
リン酸・糖・塩基が結合していたらヌクレオチドなので、このサイトでよく登場する彼らもヌクレオチドそのものだったりヌクレオチドを持っていたりします。
ATP
リン酸3つ、糖(リボース)、塩基(アデニン)持っているのでヌクレオチド!
ということで、リン酸2つバージョンのADP、リン酸1つバージョンのAMPも、もちろんヌクレオチドです♪
GTP
リン酸3つ、糖(リボース)、塩基(グアニン)持ってます!
UDP
「グリコーゲンの合成・分解」や「グルクロン酸回路」で登場するUDP。
同じくヌクレオチド♪
NAD+、FAD
NAD+、FADの本名を覚えていますか⁈
「ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド」「フラビンアデニンジヌクレオチド」でしたね!
これら=(イコール)ヌクレオチド・・・というわけではなく、
ヌクレオチドにニコチンアミドやリボフラビンがくっついてNAD+、FADになっています。
まとめ
・リン酸、糖・塩基がくっついたらヌクレオチド
・リン酸がないのがヌクレオシド
・DNAやRNAのリボン(鎖)はヌクレオチドが連なってできている
関連記事はコチラ
➜ サイトのもくじ【細胞・遺伝子】