【マンガ】アロステリック酵素とは?超わかりやすく説明します!
アロステリック酵素って?
アロステリック効果って?
フィードバック調節とはどんな関係があるの?
アロステリック酵素とは簡単に言うと、他の物質と結合することによって働きが阻害されたり促進されたりする特殊な酵素のことです。
「フィードバック調節」により指令を受けて、生成物を作る量を調節する酵素をアロステリック酵素と言います。
→【フィードバック調節についてわかりやすく説明!】
マンガにしたので、読んでみてください😊
…と、その前に、基本事項の確認です。
🔸ホスホフルクトキナーゼは、解糖系が行われる時に使われる酵素
🔸解糖系の生成物はATP
→【キャラ化】ATPとは?
これを踏まえた上で、マンガを読んでみましょう!
解糖系でATPが余ってきたら、ATP自身が生成をやめさせる働きかけをします。
そこで直接働きかける相手が、ホスホフルクトキナーゼです。
ATPはホスホフルクトキナーゼと結合して邪魔をし、解糖系が行われるスピードをダウンさせます。
→【キャラ化】解糖系をわかりやすく解説!
このように、生成物(マンガではATP)が、アロステリック酵素(マンガではホスホフルクトキナーゼ)に直接働きかけることをアロステリック効果と言います。
アロステリック効果とフィードバック調節の違い
🔸アロステリック効果…アロステリック酵素と物質が結合して働きが変わること
🔸フィードバック調節…生成物の量を調節するために生成物が酵素に指令を送ること
難しい言葉で説明すると混乱しやすいですが、
アロステリック効果は「合体」
フィードバック調節は「指令」
というようなイメージを持つと、理解しやすいと思います😎
Allo=変わる
Steric=立体的
です。
物質と結合することによって立体的に変化し、作用が変わるので。
マンガでは、ATPの結合により働きが阻害されましたよね。
逆にATPの量が少なくなると、
AMPがやってきてホスホフルクトキナーゼからATPを取り外します。
するとまたホスホフルクトキナーゼが活性化され、働きが促進されます。
活性が調節される酵素を調節酵素と言います。
つまり、アロステリック酵素も調節酵素です。
生成物が結合する部位です。
ちなみに、酵素が働きかける相手に接触する部位を「活性部位」と言うのですが、
生成物がアロステリック部位に結合すると活性部位が変形してしまい、
酵素として働けなくなります。
🔸正の調節因子…生成物をもっと作るように働きかける物質
🔸負の調節因子…物質の生成をストップするように働きかける物質
🔸フィードバック阻害…物質の生成をストップするように働きかけること
🔸アロステリック阻害…アロステリック効果によって物質の生成をストップさせること
ホスホフルクトキナーゼはATP以外からも阻害を受ける
ホスホフルクトキナーゼは、クエン酸、長鎖の脂肪酸によって阻害されることもあります。
解糖系のヘキソキナーゼは、グルコース6-リン酸によってアロステリック阻害を受けます。
ただし、肝臓のグルコキナーゼはグルコース6-リン酸による阻害を受けません。
これがグリコーゲンの合成に繋がります。
→【グリコーゲンとは?合成と分解もわかりやすく解説!】
【amazon】ぜんぶわかる人体解剖図―系統別・部位別にわかりやすくビジュアル解説
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➜ サイトのもくじ【酵素】
アロステリック効果って?
フィードバック調節とはどんな関係があるの?
🔶アロステリック酵素
もくじ
・アロステリック酵素とは?
(例)ホスホフルクトキナーゼ
・アロステリック効果とは?
フィードバック調節との違い
・アロステリックって何?
・促進される場合
・調節酵素とアロステリック酵素の違い
・アロステリック部位とは?
・ちょっと紛らわしい言葉まとめ
・ホスホフルクトキナーゼはATP以外からも阻害を受ける
・ヘキソキナーゼもアロステリック酵素
・アロステリック酵素とは?
(例)ホスホフルクトキナーゼ
・アロステリック効果とは?
フィードバック調節との違い
・アロステリックって何?
・促進される場合
・調節酵素とアロステリック酵素の違い
・アロステリック部位とは?
・ちょっと紛らわしい言葉まとめ
・ホスホフルクトキナーゼはATP以外からも阻害を受ける
・ヘキソキナーゼもアロステリック酵素
アロステリック酵素とは?
アロステリック酵素とは簡単に言うと、他の物質と結合することによって働きが阻害されたり促進されたりする特殊な酵素のことです。
「フィードバック調節」により指令を受けて、生成物を作る量を調節する酵素をアロステリック酵素と言います。
→【フィードバック調節についてわかりやすく説明!】
(例)ホスホフルクトキナーゼ
テキストでよく例として挙げられるアロステリック酵素が、「ホスホフルクトキナーゼ」です。マンガにしたので、読んでみてください😊
…と、その前に、基本事項の確認です。
🔸ホスホフルクトキナーゼは、解糖系が行われる時に使われる酵素
🔸解糖系の生成物はATP
→【キャラ化】ATPとは?
これを踏まえた上で、マンガを読んでみましょう!
解糖系でATPが余ってきたら、ATP自身が生成をやめさせる働きかけをします。
そこで直接働きかける相手が、ホスホフルクトキナーゼです。
ATPはホスホフルクトキナーゼと結合して邪魔をし、解糖系が行われるスピードをダウンさせます。
→【キャラ化】解糖系をわかりやすく解説!
アロステリック効果とは?
このように、生成物(マンガではATP)が、アロステリック酵素(マンガではホスホフルクトキナーゼ)に直接働きかけることをアロステリック効果と言います。
アロステリック効果とフィードバック調節の違い
🔸アロステリック効果…アロステリック酵素と物質が結合して働きが変わること
🔸フィードバック調節…生成物の量を調節するために生成物が酵素に指令を送ること
難しい言葉で説明すると混乱しやすいですが、
アロステリック効果は「合体」
フィードバック調節は「指令」
というようなイメージを持つと、理解しやすいと思います😎
アロステリックって何?
Allo=変わる
Steric=立体的
です。
物質と結合することによって立体的に変化し、作用が変わるので。
促進される場合
マンガでは、ATPの結合により働きが阻害されましたよね。
逆にATPの量が少なくなると、
AMPがやってきてホスホフルクトキナーゼからATPを取り外します。
するとまたホスホフルクトキナーゼが活性化され、働きが促進されます。
調節酵素とアロステリック酵素の違い
活性が調節される酵素を調節酵素と言います。
つまり、アロステリック酵素も調節酵素です。
アロステリック部位とは?
生成物が結合する部位です。
ちなみに、酵素が働きかける相手に接触する部位を「活性部位」と言うのですが、
生成物がアロステリック部位に結合すると活性部位が変形してしまい、
酵素として働けなくなります。
ちょっと紛らわしい言葉まとめ
🔸正の調節因子…生成物をもっと作るように働きかける物質
🔸負の調節因子…物質の生成をストップするように働きかける物質
🔸フィードバック阻害…物質の生成をストップするように働きかけること
🔸アロステリック阻害…アロステリック効果によって物質の生成をストップさせること
ホスホフルクトキナーゼはATP以外からも阻害を受ける
ホスホフルクトキナーゼは、クエン酸、長鎖の脂肪酸によって阻害されることもあります。
ヘキソキナーゼもアロステリック酵素
解糖系のヘキソキナーゼは、グルコース6-リン酸によってアロステリック阻害を受けます。
ただし、肝臓のグルコキナーゼはグルコース6-リン酸による阻害を受けません。
これがグリコーゲンの合成に繋がります。
→【グリコーゲンとは?合成と分解もわかりやすく解説!】
【amazon】ぜんぶわかる人体解剖図―系統別・部位別にわかりやすくビジュアル解説
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➜ サイトのもくじ【酵素】