オペロン説 ってわかりにくいですよね~。。 と、いうことで! 今回はオペロン説についてわかりやすく説明していきますね! 🔶オペロン説 オペロン説とは? 要約すると… ・ 不要な酵素は「 不要 」 として 生成が 抑制 され、 必要な酵素は「 必要 」 として 生成が 促進 される。 ・それらは 遺伝子によって調節 されている というような仕組みです。 あまりピンと来ませんよね。 具体的にどんなことが起こるのか見ていきましょう! ラクトースとオペロン説 ラクトースの話が一番有名なので、まずはこれを例に説明して行きますね! ◆ラクトースとは? 別名「 乳糖 」。 名前の通り、主に乳類に含まれる糖分。 「 ガラクトース 」と「 グルコース 」という細かい糖が結合してできている。 体の中にいる大腸菌は、主に グルコース をエサにして生きています。 グルコースさえあれば、近くにラクトースがあってもエサにせず、 グルコースのみ を食べ続けます。 しかし、 グルコースがその場所になくなった時 、大腸菌は「 ラクトース分解酵素 」を作り出し、ラクトースを分解した物をエサにします。 その「 ラクトース分解酵素 」を 作るor作らない を 決める のは、大腸菌が持っている 遺伝子である という説がオペロン説です。 どういうこと?: 大腸菌の遺伝子がラクトース分解酵素を作る仕組み では、詳しい仕組みを、高校生物の教科書に沿って説明しますね。 大腸菌は、たくさんの情報が書かれた DNA を持っています。 その中には、自分を増殖させるための情報や、生きていくための情報が書かれています。 大腸菌がラクトース分解酵素を作る時にも、このDNAに書かれた情報を使います。 ●ラクトース分解酵素が必要ない時 分解酵素が必要 ない ときは、 調節タンパク質 というタンパク質が酵素の生成を 邪魔 しています。 邪魔じゃなくて「調節している」と言ってくれ! 調節タンパク質は リプレッサー と呼ばれることもあります。 リプレッサーとは、直訳すると「 抑えつける者 」です。 「制御タンパク質」「制御因子」と呼ばれるこ